シニア犬に優しいお部屋づくり

   

ワンちゃんが快適に過ごせるように

一日の大半を過ごす場所のチェックからはじめましょう。
 
Check1:外気や湿った空気、冷暖房の風が直接当たらない場所を選びましょう
ちょっとしたことで体調を崩しやすい老犬の子たち。リビングにマットやワンちゃん用クッションなどを設置する際には空気の流れに注意しましょう。
 
Check2:温度と湿度をきちんと管理してあげましょう。

ワンちゃんも加齢変化が進むと、体温の調節が上手にできなくなっていきます。夏の熱中症対策はいうまでもなく、冬の冷えも体調を崩す原因となりますし、老犬になり筋肉量が減ってくると基礎代謝量も減少し、熱量の発生もすくなくなります。
室温は一年を通して約24度を保つようにしてあげましょう。
 
ここでポイントになるのは、ワンちゃんが過ごす場所は一般的に人間よりも低い場所ということ。人間にとって快適な室温であっても、ワンちゃんにとっては寒い場合もあります。できれば室温計を部屋の低い場所に設置して、ワンちゃんの環境が適切かどうか確認しましょう。
 
Check3:家族の近くだけど、お部屋の端っこを選びましょう。
ワンちゃんは「家族の近く」で「すみっこ」や「暗いところ」を好みます。
誰かの側にはいたい(気配を感じていたい)、でもオープン過ぎるスペースでは落ち着かないので、それを考慮して場所を選んであげましょう。
自分で移動が可能な子なら、いくつかサブスペースを作ってあげるのもよいでしょう。
明るさや温度に少し変化がある場所をいくつか選んで、ベッドを置いてあげると、その時の気分によってワンちゃんが好きな場所で休むことができます。
 

クレートを活用するのも一つの方法
せまいクレートに閉じ込めるのはかわいそう。そんな誤解がよくありますが、使い方さえ間違わなければワンちゃんが一番好きなスペースにしてあげられます。

クレートの一番の利点はワンちゃんが落ち着くことができる「すみっこ」を作ってあげられること。人でも体育館のど真ん中で寝ろと言われたら、落ち着いて眠れないですよね。電車やレストランでも端っこの席が一番人気になるのも同様です。
ワンちゃんもある程度囲まれていて、ある程度視界がさえぎられる環境では落ち着いて過ごすことができます。
また万が一の災害対策にもなりますね。
ふかふかのベッドを中に入れてあげ、扉は開けっ放しにした状態で自由に出入りできるようにしましょう。たまにこっそり大好きなオヤツを隠しておいてあげるのも良い方法です。
もちろん無理やり閉じ込めてしまうような使い方をすると、逆にその場所はワンちゃんにとって「嫌な場所」になってしまいますので禁物です。
 
 
さて、一度きめた場所はあまり変えないようにしましょう。
あまりに頻繁に寝床が変わるとワンちゃんも落ち着きませんし、行動パターンの変化(例えばトイレへの動線など)の変化はワンちゃんの混乱の原因となります。
ちょうど良い刺激は新鮮な刺激になりますが、それが過度になってしまうと逆にストレスのもとになってしまうので注意してくださいね。