シニア犬のためのベッド選び

   

まずは基本のベッド選び

基本は「選択しやすく」「季節にあったもの」で「やわらかいもの」です。
ワンちゃんはふかふかの場所が大好き。
いつでも清潔で柔らかいベッドで休めるようにしましょう。
さて、運動機能が徐々に低下してきたらベッドの柔らかさを調節しましょう。
あまりにふかふかのものだと、逆に起き上がりなどのバランスを取りにくくなってしまいます。(人間でもふかふかのクッションの上に立つのは難しいですよね)
筋力が低下してきて、起き上がりや立ち上がりが難しそうな兆候がみられたら、ベッドは少し硬めのものに切り替えましょう。
 

寝たきりの子では専用マットの活用を

一日中同じ姿勢になってしまうと、体重により圧迫された組織の血流が減少し、褥瘡(床ずれ)が生じてしまいます。褥瘡は放置してしまうと重症化し、最後には骨がみえるほど深いものになってしまう場合も。まずは褥瘡を作らないこと、もしできてしまったら早期に治療することを心がけましょう。
そのためには定期的な体位変換も大切ですが、専用のマットを使用するのも有効です。
現在さまざまな介護マットが販売されていますが、体圧を分散することで褥瘡の発生を予防します。

 
人間用のブレスエアーベッドマットを加工するのも良い方法です。一枚を三分割すると中型犬の子にちょうどよいサイズになります。複数あると、汚れてしまったときにも安心ですし、比較的安価で準備ができます。
ただ分割の手間やカバーを作る手間がかかりますので、ハンドメイドが得意な人向けかもしれません。予算と手間をはかりにかけて、検討してみてくださいね。
 
また寝ているときの姿勢を補助してあげるためには小さめのビーズクッションが便利です。
いくつか準備しておいて、体重のバランスを整えてあげましょう。
 

ベッドの上に敷くタオルは淡色のものを

ワンちゃんのためについつい可愛らしい柄を選んであげたくなりますが、排泄物の汚れや体液などにすぐきづけるよう、介護マットに敷くタオル類は淡色で無地のものを選びましょう。

以前、ご相談があった事例ですが、重度の褥瘡があったにも関わらず毛足が長い子だったため飼い主さまが気づけずに断脚寸前ということがありました。もし淡色のタオルを使用していたら、患部からの体液にすぐ気づいてあげることができたはずです。
全身のチェックをしっかりしてあげることももちろん大切ですが、できる限り「カンタンに気づけるくふう」をしておくことが長く介護をするための基本です。