老犬期に必要なお金のはなし1

2017/04/11  老犬ホーム オレンジライフ湘南
   

自分に何があっても絶対に愛犬を守るために

老犬ホームオレンジライフ湘南をご利用される理由の約30%は「飼い主さま自身の入院」。ご高齢の飼い主さまだけでなく、若い飼い主さまが交通事故にあい、急に介護が必要な愛犬を動物病院や老犬ホームに預ける必要が出てくる場合もございます。
また現在、お一人暮らしで愛犬とともに暮らしている方から「自分に万が一のことがあったらどうすれば良いのか」というご相談も多くいただいています。
 
老犬ホームの料金は施設によって様々ですが、長期のご利用となるとそれなりの金額になってしまいます。特に生涯預かりの場合にはワンちゃんの年齢にもよりますが、100万円を超える料金が必要になるのが一般的です。
 
備えあれば憂い無し。
大切な愛犬の一生をしっかりと守れるよう、また必要な時に必要なだけ専門サービスを使えるよう、今回は老犬期に入る前に考えておきたいお金のことを行政書士の山口一哉先生に教えてもらいましょう!
 

ペット関連の行政書士さんってどんなことをしているの?

山口先生はペットに関連するご相談や手続きをご専門とされていますが、老犬と暮らす飼い主さまからのご相談なども多いのでしょうか?
 
山口先生
たくさんというわけではないですが、ご相談はあります。
福祉関係者からのご相談で、ご高齢で老犬を飼われている方へのペット医療保険や動物病院利用、ペットシッターの手配の支援をさせていただいた例や、老犬預かりにかかわる合意書面の作成などがあります。
 
 
 

 急な入院に備えて考えておくべきこと

老犬ホーム オレンジライフ湘南でも、何らかの事情で急遽、一時的に愛犬を預ける必要が生じたという飼い主さまはたくさんいらっしゃいます。代表的な例としては飼い主さまのご入院で1〜3か月程度のお預かりとなりますが、こういった場合に備える方法を教えていただけますか?
 
山口先生
費用面の備えとしては、貯金しておくというのも一つの手段ですが、「ペットのお守り」というアスモ少額短期保険(株)さんの保険もあります。この保険は飼い主さんが入院した場合に、ペットホテル代等の一定額が一定期間支給されます。さらに飼い主さんの死亡保障・重度障害保障があり保険金が支払われますので、その後の暮らしの安心材料にもなります。
 
あとは定期的なペットシッター(老犬訪問介護等)の利用などで日頃から慣れさせておくことと、いざという時の相談先を確保しておくことです。
 
ワンちゃんの入院ではなく、飼い主さまの入院に備えた保険があるんですね!一日の入院あたり5,000円の保証というのは助かりますね。
あとは家族以外の方に慣れておくと、いざという時のワンちゃんのストレスを抑えてあげられますね。
 

ペットのお守り アスモ少額短期保険株式会社
 飼い主さまがケガや病気で入院した場合 → 一日5,000円のお支払
 飼い主さまが重度障害状態になった場合 → 最高300万円のお支払
 飼い主さまが死亡した場合 → 死亡保険金として最高300万円のお支払
 満1歳から満84歳まで加入できる
   ※詳しくは山口先生までお問い合わせください

 
 
 

生涯預かりについて考えておくべきこと

 次に生涯預かりをサポートするための方法について教えてください。
お一人暮らしで愛犬と暮らす飼い主さまからはご自身の年齢を問わず「自分に何かあったらどうしたらよいのか」というご相談をいただきますが、生涯預かりの費用は100万円を超える額となってしまいますし、事情が変わったらいつでもお家に戻って欲しいという願いも込めて、当施設でも安心プラン(生涯預かりプラン)は基本的にはおすすめしない方針を取っています。
ただ、万が一のことまで考えて愛犬の一生にしっかりと責任をもつお気持ちは素晴らしいものですし、飼い主さまの不安もよく理解できます
何か良い方法は無いでしょうか?
 
山口先生
法的支援としては、愛犬に財産を残す仕組みとして、遺言や死因贈与契約、信託契約などがあり、先に説明した少額短期保険も活用できます。
信託契約では初期にお金をあまりかけられない時は、積立式や生命保険活用も考えられます。また信託やペットのお守り保険は、遺言や死因贈与のように飼い主さんの死亡に限られないので、さらに手厚いサポートになります。
 
なるほど。ペット信託というとまとまった大金が必要なイメージがありましたが、生命保険などを活用する方法もあるんですね。
 
山口先生
日常的なサポートから支援してもらいたい場合は、「任意後見契約とそれに付随する生前、死後の事務委任契約・見守り契約」があります。
任意後見とは、飼い主さんが契約の締結に必要な判断能力がある元気なうちに、将来自分の判断能力が不十分になったときのために、自ら事前の契約によって決めておく制度です。あらかじめ契約内容や支援する人を決めておけるので、愛犬との暮らしについて理解と知識のある専門家を選び、内容も愛犬に配慮した規定を盛り込みます。当行政書士事務所でも最も力を入れているサポートです。
 
法律用語はちょっと難しいですが、愛犬の毎日を考えて「こういう時にはこうして欲しい」という希望をまとめておくと思うとわかりやすいですね。
 
 

最後に飼い主さまにひとことお願いします

いろいろと教えていただきありがとうございました!漠然とした不安を抱えながらも、どこに相談して良いのかわからないと悩んでいる飼い主さまにとって、有益な情報が満載ですね。
それでは山口先生、最後になにかアドバイスがございましたらお願いします。
 
山口先生
行政書士業務というのは、トラブル予防なので、保険と似ています。事前の備えというのは、面倒なところもありますが、今後どうやって一緒に暮らしていこうか、を考えていけば、愛犬と楽しみながら対策を練れると思います。
経済的な余裕がないなどの場合は、様々な社会的資源の活用が考えられますので、各専門家を積極活用していただければと思います。
 
 
 


山口先生へのご相談はこちらまで
ペット法務担当 行政書士横浜いずみ共同事務所 行政書士 山口一哉
TEL:045-443-6875
MAIL:info@izumidaisho.com